おしゃべりが上手になって、意思表示もできるようになる2歳。
成長を嬉しく感じる反面、
「これがイヤイヤ期か!」と
心が折れそうになる日もありますよね。
お子さんの「イヤイヤ」にイライラしてしまうのは、
あなたがお子さんと真剣に向き合っているからです。
それは、とても素晴らしいことです。
でもイライラが続くと、あなたの心と身体が疲れてしまうので、
イライラしておさまらない時はぜひ、ひとりになってみてください。
「一呼吸おく」ことがポイントです。
「ママちょっとお休みするね」とお子さんに声をかけて
外の空気を吸ってみたり、好きなお菓子をつまんでみたり、
忙しいときは、お子さんに構わずあえて別の家事をやってみたり
とにかく一旦お子さんから離れてみてください。
そうすると、イライラが少し落ち着きます。
落ち着くと、お子さんのそのままの姿を見つめる余裕が出てきます。
目の前にはかわいい盛りの2歳の我が子。
着替えを嫌がったり、ごはんを嫌がったり、物を投げたり、暴れたり
大変なことがたくさんありますが、
でも我が子はやっぱりかわいいですよね。
私自身、この「一呼吸おく」がとても効果的でした。
イライラの原因は何でしょう?
私たち「親」がイライラしてしまう原因はなにか
と考えてみました。
その原因は「思い通りにならないこと」でした。
仕事に間に合うように準備したいのに、
子どもが朝ごはんをのんびり食べていて間に合わない。
ついさっき、きれいに掃除したのに
お菓子の食べカスやゴミが落ちている。
など、あなたのスケジュールに合わない行動や、
あなたが頑張ったことを無駄にしてしまう行動をされると、
とてもイライラしてしまいます。
思い通りにならなくて、かんしゃくを起こしてしまう
それはまるで2歳児のようです。
私たちは大人なので、かんしゃくを起こさず、
そのイライラをうまくやり過ごしたいですね。
けれど、思い通りにならなくてもいいや、とはなかなか思えず
イライラしないようにしよう、と思っても
そう上手くはいきません。
そこで手始めに
「一呼吸おく」ことを始めてみてください。
私も4人の子どもがいて、一番下の子がいま2歳です。
毎日の朝の身支度の時間は、
準備せずに遊びたい息子 vs 早く保育園に送りたい母 の戦争です。
イライラしてしまうときは、とにかく子どもは放っておいて
洗濯物を干したり、食器を片付けたりして、子どもと距離をとります。
そして
「思い通りにならなくても大丈夫」と思い続けます。
そのうちに少し冷静になれるので、
子どもに向き合って、優しく「さあ準備しよう」と
声をかけるようにしています。
それでも嫌がるときは、こちょこちょとくすぐって捕まえたり
ご褒美を用意したり、ちょっとだけ遊んであげたり
子どもの気持ちに寄り添うようにしています。
イライラして余裕がないときは
子どもの気持ちに寄り添うなんてとても難しいです。
なのでまずは、あなた自身が笑顔になれることが大切です。
あなたが笑顔でお子さんに声掛けできたら、
お子さんも笑顔で応えてくれます。
「一呼吸おく」ことで心を落ち着けて
あなたの素敵な笑顔でお子さんと接することが
「イヤイヤ」と「イライラ」を遠ざける近道だと思います。
とってもかわいい2歳児
「魔の2歳児」と呼ばれることもあり、
大変なイメージが強いですが、
かわいいところもたくさんあると思いませんか?
あなたのお子さんはどんな遊びが好きですか?
フロックを積むのが、上手になったと思いませんか?
赤ちゃんのお人形をかわいがる姿に成長を感じませんか?
お話ができることがうれしそうで、
ママ!お母さん!と大きな声で話しかけてくる姿が
とてもいとおしいと思いませんか?
たどたどしい言葉遣いがほんとうにかわいいですよね。
ついつい私たちは、子どもの悪いところに目を向けてしまいがちです。
あなたのお子さんの良いところ、かわいいところを普段から見つめることで、
イライラしなくなっていけると思います。
もし心にゆとりがある時は、
「ここはなおしてほしいな」と思うところも
良く受け止めてあげられたら素敵だなと思います。
「この子は声が大きくてうるさい」と思ったときは
「声がよく通って元気でいいな」と受け止めたり
「好き嫌いが多くて困る」と思ったときに
「私のこの料理は気に入ってくれてうれしいな」と受け止めたり
マイナスに感じる個性も、あなたがプラスに受け止めることで
お子さんもあなたもうれしい気持ちになれると思います。
まとめ
あなたのイライラの原因は「思い通りにならない」ことなので、
「思い通りにならなくてもいいや」と切り替えができるように
「一呼吸おく」ことが大切です。
イライラが落ち着いたら、笑顔でお子さんに接してあげてください。
お子さんもきっと、笑顔で応えてくれるはずです。
あなたのお子さんは素敵なところがたくさんあります。
誰よりもそれを知っているのはあなた自身です。
いつもお子さんの素敵なところ、かわいいところをみつめながら
イライラのない子育てをしていきましょう!