家に棲む謎の生き物、ゲジゲジ。駆除すべき不快な存在、それとも共存すべき益虫?

生活

年間を通じて特に5月から9月は、我が家では階段付近でゲジゲジとの遭遇率が高まります。夜遅くや早朝、家が静まり返ると、彼らの姿を目にすることが増えます。そのため、階段には念のため殺虫剤を置いて対応しています。ただ、ゲジゲジを見かけても実は殺さない方が良いという話を耳にしたことはありませんか?そもそも、ゲジゲジを駆除すべきなのでしょか?

ゲジゲジは役立つ益虫であることが知られています。

虫が苦手であっても、生理的に避けたいと感じる人もいるかもしれませんが、彼らとの共存が推奨されることが多いです。ゲジゲジは、実は私たちの生活に役立つ優秀な益虫。害虫とは正反対の存在で、家の中の害虫を食べてくれる役割を担っています。

実際にゲジゲジは肉食性で、クモや蚊、ゴキブリ、シロアリなど、人間に迷惑をかける害虫を捕食することで知られています。もしゲジゲジが多く見られるなら、それは害虫が多い証拠かもしれません。食べ物である害虫がいなくなれば、彼らも自然と姿を消します。

夜行性のゲジゲジは、私たちが気づかないうちに害虫駆除の役割を果たしてくれています。見かけが気になるほど大量にいる場合は、他の害虫の駆除を優先すべきでしょう。

私自身、ゲジゲジは苦手です。彼らの素早い動きがどうしても苦で、目が合うと動かずにじっとしてしまいます。殺虫剤を取りに行く間に姿を消してしまうこともしばしば。特に夜に見失うと、どこに隠れたのか気になって眠れなくなることもありますが、共存しようと努力しています。

引用:Wikipedia

ゲジゲジは人に害のない不快害虫です。

見た目が不快感を与えるために「不快害虫」と呼ばれることがありますが、実際には人間には無害で、しかも益虫です。ゴキブリの天敵としても知られており、自分と同じ大きさのゴキブリであっても捕食することができます。

ゲジゲジを見つけたからといって、必ずしも多数いるわけではありません。ゴキブリのように急速に数を増やすことはありません。

ゲジゲジは家の中で繁殖することは少ないです。彼らは通常、ペアで生活するわけではなく、卵は土の中に産むため、主に屋外で繁殖します。成長する過程で食料を求めて家に侵入することはありますが、家に常駐することはあまり考えにくいです。また、集団で行動する習性もないため、一匹見かけたとしても大量発生しているとは限りません。

家の清潔さが虫を遠ざける秘訣

私たちの住む空間をピカピカに保ち、ほこりやゴミを徹底的に取り除くこと。これがゴキブリやクモといった害虫を家に近づけさせない最善の策です。食べるものがなければ、彼らがわざわざ私たちの家に足を踏み入れることはありません。

ただし、家の構造にも注意が必要です。例えば、床下がコンクリートでなく土の場合、そこが害虫の温床になるリスクがあるのです。

ゲジゲジの繁殖力とは?

ゲジゲジのメスは産卵期になると、一度に130〜290個もの卵を産むことが知られています。もちろん、すべてが無事に孵化するわけではありませんが、それでもかなりの数が成虫になることがわかっています。

特に5月から始まり、9月まで続く繁殖期には、彼らの活動は非常に活発になります。この時期は産卵が頻繁に行われ、それに伴い食料の必要量も増大するため、家の中でゲジゲジを見かける機会が増えるのです。

ゲジゲジの卵は約14〜20日で孵化し、孵化後3年で自らも産卵を始めます。彼らの平均寿命は3〜4年とされています。

家の中のムカデは増える可能性が?

ゲジゲジとよく似た外見のムカデは、ペアで生活する習性があります。そのため、家の中に侵入したムカデは、居心地の良い環境を見つければ繁殖し、家族単位で居着くこともあります。見た目が似ているため、ゲジゲジにも同じ誤解が及ぶことがあるのかもしれませんが、実際にはゲジゲジにはそのような習性はありません。ムカデは人に害を及ぼすことがあるため、見つけたら駆除することをおすすめします。

ゲジゲジの侵入経路

ゲジゲジが家の中に侵入する経路は様々ですが、我が家では人の出入りとともに侵入することが多いようです。玄関やベランダなど、開閉する場所から彼らは入り込むことがあります。高気密の住宅であっても、どういうわけかゲジゲジは侵入してくるのです。

ゲジゲジとの共存を考える

結論として、ゲジゲジは殺すべきではない生き物であり、実は益虫であることが分かりました。日常的に掃除を心がけ、環境を清潔に保てば、彼らが家に侵入することはほとんどありません。つまり、掃除を怠る私たちが原因なのかもしれません。ゲジゲジは見た目や動きが気持ち悪いかもしれませんが、害虫を退治してくれる彼らを見かけたら、そっとしておくべきかもしれません。苦手意識がある場合は、静かに外に逃がしてあげてください。彼らは屋外の害虫を効率よく減らしてくれる存在なのですから。

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