御用聞きじゃぁだめ
これからの商いは
御用聞きじゃぁだめ!
提案力が大切になってきている。
小売業でもサービスでも製造業でも
創意工夫やチャレンジをしているところは
伸びている。
暮らしの中にあったらいいなぁを
提案できるかどうかで差が開いてくる。
「モノ」から「価値」へ
私が小売業の店舗をしているので
小売業の例に出して話していくけど
お客さんが欲しがっているのは「 モノ 」
じゃなくて「 価値 」になってるよって事
近所の八百屋さんがやってたんだけど
キャベツを一玉で売らずに半分とか
4分の1とかで販売していた。
うちの近所は年配の人が増えてきてるから
キャベツ丸々一玉だと多いんだよね。
食べきれないんだよね。
この場合は
キャベツって「 モノ 」が欲しくてお店に
来たお客さんに食べきれないっていう
不安を拭ってあげる「価値」も
一緒に販売してるんだね。
スゴイ販売法だと思うね。
お客さんは知らない、お店の人は知ってる。
知らないでしょっていう説明は腹がたつけど
知らない事を教えてくれる人は得した気持ちになる。
たとえ、その日には購入することがなかったとしても
あの店に行けばなんか得した気持ちになったな
って思ってもらえれば上出来なんだよね。
今までは売りたい気持ちがどんどんと先行してたけど
どうしたらお客さんが満足してくれるかを考える
これがこれからの「商い」だね。
提案を提供する売り方
お客様が実際に望んでいるのは「価値」であり、単に物を売るだけではない時代になっています。小売業で成功を収めるためには、提案力という点をさらに深め、お客様の生活をより豊かにする方法を常に考える必要があります。
たとえば、今お客さんが直面している問題や、これから起きるであろう問題を先読みして解決策を提案することです。例えば、環境意識の高まりを受けて、エコフレンドリーな製品を提案することや、地域社会と連携してサステナブルな活動を支援するなどです。
さらに、デジタル技術を活用した新しい販売方法の積極的な導入も重要です。オンラインショッピング、SNSを通じたマーケティング、AR(拡張現実)を活用した商品体験など、テクノロジーを使った独創的な取り組みで、顧客との新しい接点を作り出すことができます。これにより、お客様にとっての「価値」をさまざまな形で提供できるのです。
また、コミュニティに根ざした活動も商いにおいて重要です。地域のイベントを支援したり、地元の生産者と連携したりすることで、お客様との信頼関係を深めることができます。さらに、このような取り組みは、お客様に「このお店は地域社会に貢献している」という感覚を与え、ポジティブなイメージを構築するのに役立ちます。
最後に、顧客一人ひとりとのコミュニケーションを大切にすることが非常に重要です。個々のお客様のニーズに耳を傾け、パーソナライズされた顧客体験を提供することで、リピート率を高め、顧客との長期的な関係を築いていくことができます。
これからの商いにおいては、単に物を売るだけではなく、「提案力」と「価値」を提供することが、さらなる成功の鍵となるでしょう。顧客の満足度を向上させ、彼らの生活にポジティブな影響を与えることこそが、最終的には自分の店舗の成長につながるのです。