夏休みの終わりが近づいてくると、もの悲しい気持ちになりますよね。
長いお休みの中で、海に行ったり山に行ったり、色々な体験をして、
楽しい思い出がたくさんできたのではないでしょうか。
ところで、あなたは夏休みの宿題は終わりましたか?
全部終わったと思っていたのに、これは忘れていた、ということはよくあります。
習い事や部活や、友達と遊ぶのに忙しくてできなかった、
やる気が起きなくてできなかった、ということもあるかもしれません。
明日は始業式、宿題はほとんど全部残っている、となると
あきらめてしまいたくなりますね。
本当にどうにもならないのであれば
正直に先生に話して、提出期限を延ばしてもらうのが得策です。
期限までに何とかなるかもしれない、という場合は、
最後まであきらめずに、宿題を終わらせられるように頑張りましょう!
宿題が終わらない時に効果的な最終手段とは?
まずは、家族に相談しましょう。
叱られることは覚悟してください。
家族があなたを叱るのは、あなたのことを愛していて、
あなたがきちんと約束を守れる大人になることを願っているからです。
また、お友達や先輩、後輩にもSOSを出してみましょう。
あなたのことを大切に思ってくれている友達は
きっと手伝ってくれるはずです。
その際、宿題の出来を100%にしようと思ってはいけません。
とにかく提出できる形を整えれば良いのです。
時間がかかる問題、わからない問題は飛ばして、
提出後に再度復習しましょう。
友達の答えを写す場合は、あなたと同じくらいの学力の人に
写させてもらうのがよいでしょう。
出来不出来が普段とあまりにも差があると、先生が察してしまうかもしれません。
また、答えを写した場合は、あとからきちんと自分で復習することが望ましいです。
なぜその答えになるのか、を理解することが大切です。
最近では、「宿題代行」というサービスもあります。
読書感想文やドリル、工作や自由研究の「代行」をしてくれるのです。
これはお金がかかることなので、もし利用したい場合は
家族とよく相談してからにしましょう。
諦めて先生に打開案を提出する
家族や友達に手伝ってもらっても間に合わない
叱られるのが嫌で言いたくない
という場合は、潔くあきらめて先生に素直に謝りましょう。
しかし、宿題をしなくて良いということではありません。
宿題を提出しないと、成績に影響があります。
テストの点数が良いからといって、成績の評価が良いというわけではありません。
日頃の生活態度や提出物の有無もあなたの評価の一つとなります。
そのため、「宿題をいつまでに提出する」という打開案を
先生にプレゼンすることが必要です。
残っている宿題の量と、自分の学力や予定を考えて
提出できる期限を先生に提案しましょう。
もしかすると先生の方から期限が言い渡されるかもしれません。
その場合は、あなたがその期限までに宿題を終わらせられるのか
よく考えてから返事をしましょう。
期限を延長してもらったのに、その期限を過ぎてしまうと
目も当てられません。
ただでさえ遅れているので、延長した期限には必ず間に合うように
がんばって取り組んでください。
そもそも、宿題は何のためにあるのか?
考えたことはありますか?
大きく以下の3点が宿題をやる意味です。
- 1学期の復習
- 学習時間の確保
- 自分で計画して物事を完結する力をつける
学校では、全体で授業をすすめるため、個人の理解度はまちまちです。
1学期に学んだ内容を、夏休みの期間に自分で学習することによって
あなたがどれくらい理解しているかを知り、定着させることができます。
また、夏休み期間は授業がないため、机に向かう時間が極端に減ります。
あなたも勉強するよりも、外で遊んだり、ゲームをする方が好きですよね?
しかしそれでは、勉強する習慣が無くなってしまいます。
夏休みの40日間を自由気ままに過ごしていたら、
元の勉強習慣をふたたび取り戻すことは、とても大変です。
机に向かう時間を作るためにも、宿題があるのです。
そして、「宿題をやること」自体が目的ではないのです。
決められた期限の中で、与えられた課題をどう終わらせるか
計画を立てて、実行して、間に合わないようならどうするかを考える
そういう力をつけるために、夏休みの宿題はあるのです。
学生時代から、そのように自分で考えて、計画して、行動する
という習慣が出来ていれば、大人になった時にとても役立ちます。
計画的に物事をすすめられる人は、他の人からも信頼され、社会で活躍できます。
学校の先生もあなたの成長を願って宿題を出しています。
宿題をやっていないことをきちんと謝って、
必ず取り組んで提出するという誠意をみせれば、きっと応じてくれます。
まとめ
誰でも失敗してしまうことはあるので
その失敗を挽回する努力をして、きちんと結果を出せば
失敗したことも良い経験となります。
ただし、同じ失敗を何度も繰り返していると
人からの信頼を失ってしまいます。
今年の夏休みの宿題が終わらなかったあなたは
その原因がどこにあったのか、来年はどうしたらよいのかよく考えましょう。
そして、助けてくれた人、許してくれた先生に感謝して
来年は自分の力で計画的に宿題が終わらせられるように
がんばってください。