蚊取り線香の赤ちゃんへの影響は?使用方法、注意点。

生活

あたたかな春から暑い夏へと、

少しずつ季節が変わってきていますね。

夏は、海水浴や川遊び、盆踊りや夏祭りなど

楽しいことがたくさんありますが、

ちょっと憂鬱な「蚊」が出てくる時期でもあります。

  

まだ幼い赤ちゃんが蚊にさされるのは、なんとか防ぎたいですよね。

対策として、蚊取り線香が赤ちゃんに影響があるのかどうかは

あなたもとても気になりますよね。

 

蚊取り線香は、厚生労働省で許可されているものなので、

健康に害を及ぼす心配はない、とされています。

ただし、煙でのどが痛くなったり涙が出たりすることがあります。

また、火を使うため赤ちゃんが触るとやけどしてしまうので

注意が必要です。

 

赤ちゃんの枕元から離れたところで使用するようにしましょう。

また、前もって使用して、部屋の蚊を追い出してから

赤ちゃんを寝かせてあげた方が安心です。

  

蚊取り線香の成分・使用時の注意点

蚊取り線香は殺虫剤の一つです。

殺虫剤と聞くと、人体に影響がありそうで不安になりますよね。

しっかり確認して、安全に使用しましょう。

 

一般的に、蚊取り線香には「ピレスロイド」という殺虫成分が含まれています。

蚊取り線香を使うと、加熱されることでピレスロイドが空気中に浮遊して、

虫の皮膚や口から入りこみ、麻痺させたり、近づけないようにします。

 

煙を蚊に当てないと効果がないのでは?と思っていましたが

殺虫成分が空気中にただよっていれば、効果があるそうです。

このピレスロイドは、虫に対しては効果がありますが

人をはじめとする哺乳類や鳥類の場合、

体内に入ってもすぐに分解されるので、

赤ちゃんや妊婦さんがいても使用が可能です。

  

また、ピレスロイドは、自然の光や空気、熱などに触れることで

他の殺虫剤よりも早く分解されるという特徴があります。

 

 

殺虫効果を発揮したら、すぐに分解されて消えるため

安心して使用できます。

より安全なものを使いたい、という場合は

天然成分「ピレトリン」を使用している蚊取り線香を選びましょう。

   

昔から使用されてきた蚊取り線香は「除虫菊(じょちゅうぎく)」

という花を原料として作られていました。

除虫菊に含まれるこの「ピレトリン」を使って、無香料・無着色の蚊取り線香を

現在も販売しているところがあります。

  

天然成分にこだわりたい場合はこちらがおすすめです。

どちらにしても、赤ちゃんがいるお部屋で使用するときは

以下の点に注意が必要です。

・定期的に換気をする

通常、蚊取り線香は風上に置いて、風を通しながら使用することが

望ましいです。

・煙がかからないようにする

直接煙がかかると、無害とはいえ、のどや目を刺激してしまいます。

赤ちゃんから離して使用しましょう。

・赤ちゃんの手の届かない場所に置く

使用しているときはもちろん、片付けていたとしても

赤ちゃんの手が届く場所に保管していると、

口に入れたり、食べてしまったり、という危険があります。

  

もし赤ちゃんが蚊取り線香を食べてしまったら、

まずは落ち着いて、口の中を見てあげてください。

大声を出すと、赤ちゃんが驚いて飲み込んでしまい、

気管に入ってしまうことがあります。

   

口の中に残っていたら、できるだけ指でかきだしてください。

少量飲み込んでしまったとしても、中毒の心配はほぼありません。

体質によっては、アレルギー症状が出ることもあります。

  

また、大量に飲み込んだ場合は、嘔吐・下痢・腹痛などの症状が

見られることもあります。

  

基本的には様子見でよいですが、

赤ちゃんの様子がいつもと違うな

と思ったら、医療機関を受診してください。

 

虫刺されの予防と対処法

蚊は、「温度」と「二酸化炭素」と「水分」を求めます。

体温が高く、活動的で、皮膚に汗をかいている人

は蚊にさされやすいのです。

  

赤ちゃんはまさにこれに当てはまります。

体温が高めで、新陳代謝が活発で、よく汗をかきますよね。

蚊は皮脂や汗のにおいに反応するので、

赤ちゃんが汗をかいたらこまめに拭いてあげてください。

  

お洋服も汗で濡れたら着替えるなど

清潔にしておくことが大切です。

また、蚊は濃い色に向かう傾向があります。

  

黒や赤、紺色などは避けて、白色や薄い色の服を

着せてあげると、蚊が寄ってきにくくなります。

他の予防策としては、私も使ったことはないのですが

昔ながらの「蚊帳(かや)」も有効です。

  

最近は、ベビーベッド用の蚊帳も売っています。

薬剤を使わず、物理的に蚊が入って来れないので

安心・安全です。

  

蚊取り線香も有効ですが、

他にも予防になることは色々とやってみると

よいと思います。

もし蚊にさされてしまったときは

 

・患部を石鹸で洗う
・清潔なタオルで拭く
・かゆみ止めの薬を塗る

 

と対処してあげてください。

また、刺された箇所を冷やすと、かゆみを抑えられます。

市販のかゆみ止め薬を使う場合は、

対象月齢などをよく確認してから

使用してください。

  

赤ちゃんの肌はデリケートなので、

虫刺されから、「とびひ」などの感染症につながることもあります。

症状がひどくなっていると感じたら、病院を受診してください。

まとめ

蚊取り線香は、赤ちゃんには害のないものですが、

取扱説明書に従って、正しく使用してください。

  

また、蚊取り線香以外にも、清潔にすることや

服の色に気をつけることで

虫刺されを予防することもできます。

  

子育て中のあなたにとって、

お手軽で負担が無い、という点は

とても重要だと思います。

 

蚊取り線香や蚊帳などを利用しながら

赤ちゃんとあなたが元気で健康に過ごせる環境を

整えてくださいね。

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