お弁当に入れてはだめな食材と長持ちレシピのコツ

生活

 

お弁当づくりに日々励まれている皆さん、本当にお疲れさまです。

子供たちが成長し、毎日のお弁当作りから解放された今でも、あの頃の努力が懐かしく感じます。

その時に気づいたのは、意外とお弁当に向かない食材が多いということ。お弁当を作る際、安全に配慮して「適している食材」と「避けるべき食材」を知ることは、非常に重要です。

そこで、お弁当を安全かつ美味しく楽しむために避けたほうがよい食材をピックアップしました。また、お弁当にぴったりのレシピや料理のアイデアも合わせてご紹介しますので、是非参考にしてください。

お弁当に向かない食材

お弁当に向かない食材の一例を挙げると以下の通りです。

  • 半熟や生焼けの卵料理
  • ポテトサラダ
  • 生の魚介類
  • 生野菜

特に、柔らかく仕上げた卵料理には注意が必要です。半熟卵やトロトロのオムレツは、時間が経つと傷みやすくなります。

見た目にも美味しい煮卵やフワフワのオムライスは魅力的ですが、お弁当で時間を置くと適さないことがしばしば。お弁当に卵を入れる場合は、しっかりと加熱してから入れるようにしましょう。

もっとも、どうしても半熟卵を入れたいという場合は、食べるまで冷蔵することができれば問題ありません。

お弁当にマッチする料理はたくさんありますが、一方で避けたほうが良いものも存在します。

たとえば、ボリューム満点で人気のポテトサラダですが、お弁当には推奨できません。なぜなら、以下の理由により、持ち運びには適さないからです。

・じゃがいもは温度変化に敏感で、すぐに劣化する可能性があるため ・マヨネーズやキュウリなどの水分を含む材料は、容易に水気を放出し、食品を傷ませやすい

じゃがいもは保存が利く野菜として知られていますが、加熱後は他の食材よりも速やかに劣化する特性を持ちます。このため、お弁当には向かないとされています。

また、新鮮な魚の刺身もお弁当には不向きです。生ものは冷たい状態を保つ必要があり、室温での保存は危険を伴います。お昼に刺身を楽しみたい気持ちは理解できますが、お弁当としては避けたほうが無難です。

生の野菜についても、同様にお弁当には適しません。時間が経過すると水分が出てきてしまい、他のおかずに影響を与えたり、食材が傷んだりする原因になります。サラダを持参したい気持ちはありますが、生のままではおすすめできません。

お弁当で野菜を楽しむなら、予め茹でたり蒸したりしておくことが大切です。もし生野菜をどうしても持参したい場合は、水気をよく切り、保冷剤や保冷バッグを活用して、できるだけ冷蔵庫の条件を再現しましょう。ただし、これは冬季に限定される注意点です。暑い時期には、生野菜の持参は避けるべきです。

お弁当に不向きな食材の話をしましたが、「それでは具体的にどんなおかずを選べばいいの?」と疑問に思われる方も多いでしょう。

そこで、安心してお弁当に入れられる、持ちが良く美味しいおかずを3つピックアップしてご紹介します。

  1. 抗菌効果を持つ調味料を使用したおかず
  2. 味がしっかりついたもの
  3. 汁が出にくい料理

抗菌効果を持つ調味料を使用したおかず

お弁当には、梅干し、酢、唐辛子を使ったおかずがおすすめです。

これらの調味料には、天然の抗菌効果があり、食品の鮮度を保ちやすくします。

普段の料理にこれらを少し加えるだけで、お弁当が一段と安全なものに変わります。また、さっぱりとした味わいが食欲を刺激するため、特に暑い季節には最適です。

味がしっかりついたもの

濃いめの味付けは、菌の増殖を抑える効果があるため、お弁当に最適です。

甘辛いきんぴらや魚のかば焼きなど、しっかりとした味わいのおかずが良いでしょう。

冷めても味が濃いことで、味が落ちにくく、美味しくいただけます。

汁が出にくい料理

お弁当では、余計な水分を含むおかずは避けましょう。水分は菌の増殖を招きやすいので、おかずはできるだけ汁気のないものが理想です。

例えば、肉じゃがや煮豚も美味しいですが、汁気を持つとお弁当には不向きです。揚げ物など、水分が少ないおかずはお弁当に良い選択となります。

もし、どうしても汁気のあるおかずを選ぶ場合は、詰める直前に余分な水分をきちんと取り除くことが大切です。また、かつお節やすりごまを加えると、余分な水分を吸収し、お弁当をさらに美味しく楽しめますよ。

食材が持ち運び中に傷まないようにするための工夫

お弁当を作る際に、食材が持ち運び中に傷まないようにするための工夫をいくつかご紹介します。

些細なポイントかもしれませんが、これらの工夫はお弁当の鮮度を保つ上でとても重要です。是非実践してみてください。

  1. 触らずに箸やトングで詰める
  2. 完全に加熱してから詰める
  3. お弁当箱の清潔と乾燥を保つ

触らずに箸やトングで詰める

お弁当の食材は、素手で触らないようにしましょう。調理前はもちろん、詰める際も清潔な箸やトングを使用してください。おにぎりを作る際も、素手ではなくラップや専用の型を利用すると良いでしょう。

直接手で触ることは、食品にとって衛生的ではなく、特にお弁当は持ち運び中に時間が経過するため、菌の繁殖を防ぐためにも大切なポイントです。

完全に加熱してから詰める

お弁当の中のおかずは、中心部までしっかりと加熱することが大切です。例えば、ステーキの場合はウェルダンを目指しましょう。中途半端な加熱は避け、お弁当用には特に、火を通しやすい薄切り肉などを選ぶと良いです。

お弁当箱の清潔と乾燥を保つ

お弁当箱自体の清潔さも、食品の鮮度を保つ上で重要です。洗った後は、しっかり乾燥させることを心がけてください。乾燥が不十分な場合は、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取りましょう。余分な湿気は菌の繁殖を助けるため、このステップは決して省略しないようにしてください。

お弁当に入れると美味しさが増す食材はいくつかありますよ。ここでは、お弁当におすすめの食材と、それらが美味しさを増す理由をいくつかご紹介しましょう。

  1. 煮物や炒め物 – 時間が経つと味が染みて、より一層味わい深くなります。例えば、肉じゃがや筑前煮などがおすすめです。
  2. 漬物 – 酸味や塩気がお弁当の他の食材とのバランスを取り、食欲を刺激します。きゅうりの浅漬けやたくあんなどが良いでしょう。
  3. 卵焼き – しっかり火を通して作ると、時間が経っても美味しく食べられます。甘めに作ると子どもにも人気です。
  4. 味噌や醤油ベースの調味料で味付けした食材 – 味噌や醤油は保存性が高く、時間が経っても味が落ちにくいです。味噌焼きおにぎりや照り焼きチキンなどがおすすめです。
  5. ご飯のお供になるもの – おにぎりや混ぜご飯など、ご飯に風味や色を加えるものは、お弁当を豊かなものにします。梅干しやふりかけ、五目ご飯などが挙げられます。
  6. 季節の野菜 – 新鮮な季節の野菜は、彩りだけでなく、旬の味わいを楽しめます。彩りも鮮やかになり、食欲をそそります。

これらの食材を使って、お弁当をバランス良く、見た目にも美味しそうにアレンジしてみてくださいね。

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